一人で開業すると金銭的な負担が少なく、基本的に自由であるため時間に縛られない、上司や部下などもいないため人間関係から解放される、自分が好きなだけ働くことができるため定年退職がないなどのメリットがあります。
ではどういった仕事があるのか、一人でできる業種や仕事の内容についてまとめてみました。
まずは弁護士や鍼灸師などの専門的知識を有する国家資格「士業」です。弁護士は法律の専門家として、様々なトラブルのアドバイスや予防法、法的手続きなどのサポートを行います。
民事事件を取り扱うことが多く、会社などの法人によるトラブルが対象です。裁判では依頼人の利益を守るため、依頼人が有利になるよう証拠や書類を準備します。
鍼灸師は、患者の症状に合わせて適切な場所のツボに金属の鍼を刺したり、もぐさを燃やし温熱刺激を与え、病気の治療や健康増進を促します。
整形外科やリハビリ科などで勤務する方が多いですが、自ら鍼灸治療院を開業することも可能です。
次に相談や執筆、講演などを行う「FP」、キャッシュフロー表などを用いたライフプランニングや資産運用、相続や保険など計6分野に関連した内容について相談にのります。
すべてのFPがすべての分野に関して相談を行うのではなく、得意分野を活かして相談業務を行います。執筆や講演は、これらの相談経験をもとに行います。
雑誌やインターネットで記事を書いたり、金融機関や住宅展示場などで一般の方向けから専門家向けまで様々な講演をします。相談・執筆・講演の3つの業務を均等に行う方だけでなく、いずれかに特化して業務を行う方もいます。
ネットを使った仕事は一人でやっても稼ぎやすい
次にインターネット上で商品の販売など行う「ネット通販」、客の対応からサイト運営、管理業務などをします。注文を受けて仕事が始まり、商品の梱包・発送を行います。
メールや電話などで質問やクレームが来ることもあり、対応が悪いと注文がキャンセルになったりリピーターになってもらえなかったりするため、丁寧な対応が必要です。
また新しい商品を掲載するなどサイトの更新をしたり、顧客データの管理の他、在庫有無の確認や入金確認などの業務も行います。
その他にも、コンサルタントや営業代行など様々な業種があり、会社法により一人で株式会社にすることもできます。
一人で開業する際は、何事も一人でこなす必要があり時間が足りなかったり、体調を崩した際に代わりが居ないなどのデメリットもあります。計画を立てて起業するようにしましょう。